カローの市場と市場(定期市)の日

カロー市のメインストリート 前方がアウンバンやヘーホー空港方面

カローはシャン州東部にある町です。標高が約1300mの高原にありますので、一年を通じて気温が低くヤンゴンと比べてとても住みやすい地域です。イギリス統治の時代に避暑地として栄え、現在も富裕層や有名な俳優の別荘地として人気があります。

町自体はこじんまりとしていて、歩きながら1日で町を観光巡りできてしまいます。街中の観光よりもトレッキングで人気が高く、欧州を中心に世界各地からトレッキングを楽しむための観光客が大勢訪れています。

カロートレッキングコースにあるビューポイントからの景色

今回はトレッキングではなく、カローの中心地にある市場と5日ごとに市場(定期市)が催されますので、その様子をご紹介します。

 

カローの市場

カローメインストリートの半ばに、カロー市場があります。市の中心部ともいえる場所で130メートル四方(約5100坪)の敷地内に大小様々な200店舗以上のお店がひしめいています。

メインストリート反対側のカロー市場入り口

カロー市場はほぼ正方形のエリアで、4方を車道が取り囲んでいます。上の地図で「Kalaw Myoma Market」表示位置がカロー市場の中心地です。周囲の通りのどこからでも中に入れます。食料品・雑貨・衣類・医薬品・靴・玩具・家電製品など日用品が何でも揃っています。

食料品の中でも、とりわけ野菜類が驚くほど安いです! 例えばトマトが1Viss(約1.6Kg)で200チャットとか、カリフラワーが5個で500チャットなど、ほとんどの新鮮なお野菜がヤンゴンの市場価格と比べて1/10くらいのお値段で買えます♪(2018年の参考価格です)

反対に、パンや菓子類、清涼飲料水やミネラルウォーターなどは大都市と比べると何割か割高です。町が山の上なので輸送コストがかかりますね^^;

まぁ、この市場に来れば日常生活必需品はほとんど手に入ります。民芸品などのお土産屋さんもあるので外国人観光客も地元の人たちと一緒に買い物を楽しんでいます。

また、市場の中にはフードコートみたいな、シャン料理のお店が並んでいるエリアがありますので、本場のシャン料理がとても安いお値段で堪能できます♪ ここのシャン料理はホントに美味しいです^^/

 

市場(定期市)の日

さて、カロー市場のすぐそばでは5日ごとに市場(定期市)が開かれます。パラウン民族の人々が、日の出前から野菜などの商品を詰め込んだ籠を背負って山奥の村々から多くは徒歩で何時間もかけてカローの市にやって来ます。

軽トラックで同じ村の何人かがまとまって商品を運んでくる人たちもいます。商品を売る場所(展示会の出展ブースにあたります)は決められていますので、自分の場所に運んできた商品を並べて早朝から夕方まで販売します。

カロー市場側から定期市の入り口を臨む

新鮮な野菜が多いのですが、衣類や川魚・乾物・生花なども売られています。

写真左は、パラウン民族衣装を着て市で野菜を売っている女性です。写真右側は衣類のお店で値段交渉を楽しんでいるヨーロッパからきた観光客です。このあと気に入ったTシャツを見つけ、買ってすぐに着替えてました♪

市は年間を通して5日おきに開かれています。もし、カローに5日間以上滞在される場合には、ホテルで定期市の日(ゼイ・ネ)を聞けば教えてくれますので、どんなものがいくらで売られているのか見物に行かれると楽しいと思います^^

ではまた

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