ヤンゴンの秘境 大都市の中心地にあるんです!

ミャンマーはタイ・スリランカとともに上座部仏教国として知られています。だから、数多くのパゴダや寺院があり、特にヤンゴンの「シュエダゴンパゴダ」はミャンマー仏教の聖地として必ず観光コースに入っているのはご存知のとおりです。

さて、秘境と大げさにタイトルに書きましたが、実は仏教国のミャンマーにたった一つだけあるのが、ここでご紹介するユダヤ教の教会です。英語では Synagogue(シナゴーグ)といいます。最近でこそtripadvisorなどでも紹介されるようになりましたが、数年前まではほとんど知られていませんでした。

【シナゴーグの入り口】

場所は、Maha Bandura ストリートを中心地のスーレーパゴダに向かって進み、26番ストリートとの交差点を右折したところにあります。(車は一方通行なので右折できません)

入り口が狭くて大きな看板もありませんので、門の上の青いメノラー(燭台;Menorah)のデザインを見つけましょう。

平日の午前9時半くらいから午後2時くらいまで無料で見学できます。

 

【教会の中】

教会に一歩入ると、ミャンマーとはまったく違った雰囲気になって、別の国へ来たように感じるでしょう。

 

【貴重な写真がいっぱい】

これは第二次大戦後の初代のビルマ首相ウー・ヌ氏がイスラエルを訪問した時の写真です。

当時イスラエル軍の参謀総長だったモーシェ・ダヤン氏もイスラエル首相、ウー・ヌ首相と一緒に写っています。(写真左から、モーシェ・シャレット首相、ウー・ヌ首相、モーシェ・ダヤン参謀総長)

モーシェ・ダヤン氏は「片目のダヤン」と呼ばれ、そのほかに「イスラエルの鷹」、「独眼の将軍」、「隻眼の将軍」の異名を持っていました。

 

【出口付近にある訪問録】

出口付近に訪問録が置いてあります。訪問時に前のページをパラパラとめくって見ました。色々な国々の観光客が訪れていてびっくり!

その中に日本人観光客の記帳を見つけて少しうれしくなりました♪私も記帳させていただきました^^

ユダヤ教(ユダヤ民族)を象徴する紋章である「ダビデの星」も展示されていますね。イスラエルの国旗のデザインになっています。

このシナゴーグは広くはないのですが、歴史的に本当に貴重な写真や資料を見学できますので、穴場としてご訪問してみてくださいね。